コレオグラファー・サカモト

2012年3月20日、坂本さんのコレオグラファーデビュー作を見る。
坂本さんはスイソコメンバーのダンサーであるわけで、今までは振付はできない(しないぜ)って言われたし、プレーヤーとして関わることをよしとしたスタンスだったと思います。そんなおり、坂本さんより”振付したよっ”とメールあり。むむ、コレオグラファーデビュー。こ、これは是が非でも見に行かねばという意識が働きました。公演当日は実は京都にいて、最悪なことにこんなときに限って新幹線が遅れたりしたが、でもまあなんとか滑り込みで間に合った。肩で息をしてる間に開演、それでも坂本さんの振付は4番目、呼吸をととのえるには十分な時間でした。当パンにはジョンケージの曲がモチーフであると書かれており少々意外な気がした。自分の中で坂本さんとジョンケージが結びつかないからだ。でもまあ余計な先入観は排除して、ふわっと見ることに集中した。出だしから音楽(たぶん表題のケージの曲か?)が鳴っていたが、音に合わせた動きではなく、むしろ音とはパラレルにその場に同時に存在するようダンサーを固定化させた振り。振付についてはなんの素養もないので自分独自の観点になるが、空間に対する身体造形とでもいうのか、彫刻的な印象を持つ。しかし彫刻といってもぜんぜんソリッドなイメージは受けない。もちろん生きたダンサーがそこに居るわけなので、オブジェ的な存在になろうはずはないのだが、なんだか枯山水を見ているような気になる。べつに京都帰りってわけじゃあないんだけど、、、。ある種、空間を視覚的に構成しようとしすぎると非常に固い機械的な見え方になる場合が多いのだけれど、坂本さんの作品の場合、むしろ有機的に見えるし思える。これにはご本人の資質によるものも多分にあるのだろう。あまり多くのケージ音楽を聴いてるわけではないけど、ケージの実験的な音楽も、無機質ではなくむしろ有機的な印象がする。ケージの声を聞いたことがあるんだけどやさしいまろやかな声だった気がする。これも本人の資質なのだろうか。ジョンケージと坂本さん、最初に意外と思われてた点も最後には払拭されていた。あ、いまさらだけどいい作品だと思います。おそいか。

 

くる

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Comments: 2
  • #1

    小川水素 (Thursday, 22 March 2012 04:52)

    おお!おめでとう\(^o^)/
    図らずも、私もジョンケージの作品をテーマにした振付作品にダンサーとして参加してます☆(24日にこちらは本番だ。)坂本ちゃんと水素、振付家とダンサーの役割交換してるね(^-^)ちなみに坂本ちゃんが写真で持ってるのなに??

  • #2

    さかもと (Thursday, 22 March 2012 07:28)

    おお、水素さんもジョン・ケージかあ(^.^)手に持っているのはくるしまさんからの京都土産、さくら金平糖!